1987年5月制定された「臨床工学技士法」に基づいて、医学と工学を兼ね備えた国家資格として誕生し、すでに三十年以上が経過しています。「臨床工学技士法」では、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする者と記されています。

- 臨床工学技士(4名)
学会認定
- 透析技術認定士(1名)
- アフェレシス認定技士(1名)
- 3学会合同呼吸療法認定士(2名)
医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検等を行っています。
人工透析室業務
我々臨床工学技士にとって、最も関わりの深い業務です。慢性維持透析の準備、穿刺、開始から終了に至るまでの一連の業務を医師、看護師と連携して行います。また、透析装置の点検及び修理 透析液管理、検査データ管理、経皮的血管形成術(PTA)の介助等も行っています。

開始:内シャントへの穿刺

血液透析施工中
医療機器保守管理業務
修理及び点検履歴の管理を行っています。
輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器、低圧持続吸引器、透析関連機器、患者監視装置、血圧監視装置、除細動器、閉鎖式保育器、麻酔器、酸素テント、心電計、輸血・輸液関連機器、IABP 、パルスオキシメーターetc.
この内、輸液ポンプ・シリンジポンプ・人工呼吸器・低圧持続吸引器については中央管理としています。また、医療ガス関連器具の点検、修理も行っています。

透析装置定期部品交換

人工呼吸器点検

医療機器管理室内
院内ラウンド
毎日、院内をラウンドし、医療機器の使用状況の把握と人工呼吸器の使用中点検を行います。

人工呼吸器 使用中点検
研修会の実施
スタッフが安全に医療機器を使用できるよう定期的に研修会を実施しています。

アフェレシス治療業務
医師の指示のもと慢性維持透析以外の血液浄化を行います。
- 持続的血液濾過透析(CHDF)
- 単純血漿交換(PE)
- 直接血液灌流法(DHP)〔エンドトキシン吸着、活性炭吸着、白血球除去療法〕
- 血漿灌流法(PP)
- 二重膜血漿濾過法(DFPP)
- 腹水濾過濃縮再静注法
情報提供
院内誌“MEニュース”を発行し、医療機器に関する不具合や安全使用のための情報を提供しています。
