職員一同、
患者様が満足を得られる医療を
提供したいと考えています。

市立八幡浜総合病院 院長
市立八幡浜総合病院は、昭和3年11月に開設され、間もなく100周年を迎えます。この長きにわたり、八幡浜市・西宇和郡の中核病院として、地域の皆様に寄り添う医療を提供してまいりました。
近年では、八幡浜・大洲医療圏の中核病院として、救急医療を含む急性期医療に力を注ぎながら、全国水準の医療を遅滞なくご提供できるよう努めております。また、可能な限り当院で完結できる医療を目指し、日々研鑽を重ねています。
この度、令和7年4月より、再び院長を拝命いたしました。平成23年4月から令和2年3月までの院長職に続き、2度目の就任となります。
前回の院長退任後は、経営管理者として病院運営に携わってまいりました。その間、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、当院は地域医療を守るため、職員一丸となって多くの患者様を受け入れてまいりました。現在は、ポストコロナの時代を迎えましたが、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症への対応は、引き続き重要な課題と認識しております。
現在、病院を取り巻く環境は非常に厳しい状況です。令和6年度の診療報酬改定は、わずかな上昇にとどまりましたが、物価高騰に伴う人件費や診療材料費の増加により、病院経営は一層困難になっています。このような状況下でも、働き方改革を推進し、地域医療の質を維持していくことが私たちの使命です。困難な時代ではありますが、高齢化社会への対応と、若い世代が安心して暮らせる南予北部地域の実現を目指し、職員一同、全力を尽くしてまいります。皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。