NST

NSTとは、Nutrition Support Teamの頭文字をとった略称で、日本語に訳すと「栄養サポートチーム」となります。医師・看護師・薬剤師・検査技師・管理栄養士・理学療法士など、病院のスタッフが、職種や診療科間の垣根を越えてチームを組み、患者様に適切な栄養管理を行なうというものです。栄養状態が良くなければ、どんな治療を行なっても十分な効果を発揮できません。また、他の病気を招いてしまう恐れもあります。栄養状態が良いことが回復への近道となるのです。
当院では平成20年よりNST活動を開始し、患者様の栄養管理を行い、早期回復を支援しています。

NSTの役割

栄養評価・栄養管理の必要性の判定

適切な栄養管理計画の策定・提言

栄養管理に伴う合併症の予防・早期発見・治癒

栄養管理の効果判定

栄養に関する知識の普及・情報の提言

その他栄養サポートに関すること

NSTメンバー

医師

院長、内科医師

看護師

3名(その他、各病棟に1名ずつリンクナース)

薬剤師

1名

検査技師

1名

管理栄養士

2名

理学療法士

1名

言語聴覚士

1名

事務員

1名

活動内容

NSTラウンド
< 隔週火曜日(隔週1回) 13:30~ >

当院オリジナルの栄養管理ソフト「チームNST」を使い、栄養状態が不良な患者様の抽出・データ管理を行なっています。

嚥下機能評価

VF:videofluoroscopic examination of swallowing:嚥下造影検査

NST勉強会

栄養管理に関することについて、勉強・普及活動を行なっています。

糖尿病チーム医療活動について

糖尿病の生活・療養をサポートするために、多くの職種がチームとして協力しながら治療に取り組んでいます。 糖尿病治療の基本は、何といっても早期に診断し、早期に食事・運動療法など生活習慣を改善することにつきます。 そのために、当院では糖尿病療養のプロである糖尿病療養指導士(日本糖尿病療養指導士4人、愛媛糖尿病療養指導士13人;令和2年4月現在)を中心として、 管理栄養士・看護師・薬剤師・検査技師・理学療法士が療養指導に当たっています。

活動内容

インスリン指導 インスリン注射を必要とする患者様は年々増加しています。 当院では、インスリンの導入を原則外来で行っています。 また、安全にかつ効果的にインスリン治療を継続するために受診時の待ち時間を利用してスタッフがその手技などを毎回確認しています。

フットケア 糖尿病の患者様が足潰瘍から足の切断に至る例は、決して少なくはありません。 しかし、日常生活のちょっとした注意でその予防は可能です。 当院では、糖尿病療養指導士の中でさらに研修(愛媛県糖尿病看護実践に強い看護師育成研修会)を終了した2名が足潰瘍を起こす危険の高い方を 対象に外来でそのケアをしています。

糖尿病透析予防指導 糖尿病のコントロールが悪い状態が続くと腎臓の機能が低下し腎不全となり透析を行う必要があります。当院では、定期的な腎機能の評価を行い、医師と看護師又は保健師,管理栄養士が連携し、腎機能の低下予防や透析導入を遅らせるための指導を行っています。
また、腎臓リハビリテ一ション指導士による運動療法の指導も行っています。

患者会(みどり会)

糖尿病患者会として、会員の親睦をはかるとともに、糖尿病の治療に有益な情報を共有することを目的とします。

院内療養指導

糖尿病週間行事 糖尿病週間、世界糖尿病デイに合わせて各種活動をしています。

八幡浜大洲糖尿病チーム医療研修会 年に3回、大洲市の医療機関と合同で糖尿病チーム医療に関する研修会を開催し、地域としての連携を図っています。
八幡浜大洲糖尿病チーム医療研修会のブログです。

八幡浜糖尿病サポーター 八幡浜市では、2012年より千葉県立東金病院・愛媛大学医学部を始め八幡浜医師会・歯科医師会・薬剤師会・介護保険事業所等のご協力により、 「地域ぐるみで糖尿病を悪化させないまち、人工透析に移行させないまち」づくりを目標としたモデル事業に取り組んでいます。

その取り組みの一つとして平成25年6月より「八幡浜糖尿病サポーター」制度を発足させました。
この制度は、糖尿病の患者さんと接する機会の多い医療職や介護職等の身近なスタッフに、もっと糖尿病についての知識を深めてもらい地域全体で糖尿病の合併症発症や悪化を防ぐ事を目的として活動しています。
八幡浜糖尿病サポーターのブログです。

院内糖尿病カンファレンス 定期的に症例検討を行い、患者様の療養生活をサポートできるようチーム全員で話し合っています。

緩和ケアとは

緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に同定し、適切な評価と治療によって、苦痛の予防と緩和を行うことで、生活の質を改善するアプローチです。(WHOによる緩和ケアの定義より)。
これまでの緩和ケアは、「治療が終わったら緩和ケアに切り替える」と考えられていました。しかし最近では、病気の進行度や余命に関係なく、診断された時から治療と同時に並行して緩和ケアをうけるべきものである、と考えています。重い病を抱える患者やその家族一人一人の身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることが出来るように支えていくケアのことです。
緩和ケアチームは、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカー、医事係など多職種で構成されています。チームの担当者が、定期的に病室を訪問し、診察を通して、症状をコントロールしながら、患者さんとご家族の価値観を尊重しその人らしく生きるためのお手伝いを病棟スタッフと協力して行います。

当院の緩和ケアチームの相談窓口

地域医療連携室直通 (0894)24-2568 へお問い合わせください。
緩和ケアに関する詳しい情報は、特定非営利活動法人 日本緩和医療学会HP (http://www.kanwacare.net)をご確認ください。

がんサロン

平成30年10月よりがんサロン「八幡浜おれんじサロン」を開設しました。
このサロンはがん患者さんやご家族の交流の場です。(当院に受診したことがない方の参加も可能)NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会と連携しています。

日 時

原則 偶数月第1金曜日 午後1時30分~午後3時

場 所

市立八幡浜総合病院 別館2階会議室A

参加費・予約

参加無料・予約不要

お問い合わせ先

地域医療連携室直通 (0894)24-2568

愛媛県内がんサロン案内

愛媛県がん診療連携協議会

がん相談支援センター

がんに関する不安や疑問、悩みはありませんか?

がんに関する様々な相談に、相談員(看護師や医療ソーシャルワーカー)が お話を伺い、一緒に考えるお手伝いをいたします。相談は無料です。秘密は守ります。
例えば・・・

  • これからの治療について不安…
  • 訪問看護など、在宅サービスを受けたい
  • 緩和ケアについて知りたい
  • セカンドオピニオンについて知りたい
  • 同じ立場の方と話したい
  • 仕事を続けたい

など、どうぞお気軽にご相談ください

相談日

月曜日〜金曜日

場 所

市立八幡浜総合病院 地域医療連携室

時 間

8:30〜17:15

お問い合わせ先

0894-24-2568(直通)