業務内容

 医療情報管理室では、退院された後の患者さまの大切な入院カルテの保管やカルテに記載された様々な情報を、コンピューターにデータベースとして蓄積し、病院診療や運営・さらには研究の為に役立てています。当院では専門職である診療情報管理士がその業務を担っています。年間約3000冊のカルテを2~3人のスタッフで処理しています。

診療情報管理士って?

 診療情報管理士とは、カルテなどの診療情報の保存管理や内容の点検を行う「カルテ管理」、診療情報をコード化するなどしてデータベースを構築する「情報管理」、構築されたデータベースから必要な情報を抽出・加工・分析する「情報活用」の3つの業務を行う専門職です。医療情報を扱う為、病気の事はもちろん、手術や処置などの医学的知識が欠かせません。
 また、診療報酬制度、医療関連の法規定、医療の評価、医療情報学、医療統計学など様々な知識を持って資格を取得し管理業務を実施させて頂いています。

カルテの保管

 診療録(医師が記載)において法律では診療完結(病気が治って病院に受診しなくなって)から5年間保存しなければならないとなっています。5年間で廃棄してしまう施設がありますが、当院では早くから10年保存を行っています。カルテを管理するために、平成20年よりコンピューター管理システムを導入しています。
 2014年(平成26年)3月から電子カルテへの移行により紙カルテでの保管はなくなりましたが、まだまだ沢山の紙カルテが保管・管理されています。