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泌尿器科

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科の特徴

 泌尿器科の基本的運営方針は"患者様の満足度を第一に、大学病院の医療を地元で"です。 ほぼすべての泌尿器科疾患の診断と手術・治療を、地元で完結できるスタッフと設備を整えてまいりました。 これまでに、愛媛大学などからの応援医師の派遣もあり、極めてまれな疾患・ロボット手術・放射線治療などを除いては、当科医師のほうから他院への転院をお願いするケースはなくなりました。また紹介が必要な場合には、大学病院とのスムースな連携を行っております。

 特に、尿路結石症の治療には自信があります。 体外衝撃波結石破砕装置 (ESWL) に加えて、平成22年に導入したホルミウムヤグレザー発生装置を使った内視鏡的結石砕石術 (TUL) との併用で、すべての部位の結石に対応可能で、着実に成果をあげています。(治療成績は第27回愛媛県泌尿器科医会にて報告。)

 また平成22年からは、愛媛県内で初めて・四国で2番目にホルミウムヤグレザー発生装置を使った前立腺肥大症の内視鏡手術 (HoLEP) を始めました。 この治療法は大都市部を中心に広まってきており、大きな前立腺肥大症治療において、従来法に比べ有効性も安全性も高いとされております。 県内他地域からのご紹介も頂いて、平成27年には250例を超えました。(治療成績は第92回日本泌尿器科学会四国地方会にて報告)

 同じく平成22年からは、愛媛大学の西田智保先生(のちに松山市でご開業)の協力を得て、新しい女性泌尿器科手術を開始しました。 腹圧性尿失禁や膀胱脱、子宮脱、直腸脱に対して、経膣的に(おなかを切らずに)メッシュ素材を埋め込んで補強することで治療するTOT/TVT法、TVM法の治療法を導入して、近隣の婦人科の先生からのご紹介も頂き、好評をいただいております。

 さらに当科では、腎臓癌・膀胱癌・前立腺癌等の根治手術など、難易度の高いいわゆる"大きな手術"も積極的に行っております。 これらの泌尿器科手術については、日本泌尿器科学会が定める標準手術件数を毎年上回っており、同学会から愛媛県内で12施設しかない基幹教育施設の指定をいただいております。平成24年4月からは、より高度な腹腔鏡手術も始めました。

 このように、愛媛大学などの御指導も得て、田舎にいても常に最新の医療をお届けできるような環境整備に、日々努力いたしております。

 また当科では、透析部門も担当しており、平成27年にはのべ76名の患者様に血液透析または腹膜透析を行いました。 さらに適応のある透析患者様には、積極的に腎臓移植手術を御紹介いたしております。 日本透析医学会の教育関連施設の認定もいただいております。( 病床数24床)

医師紹介

氏名 略歴
武田 肇
(たけだ はじめ)
副院長 前 愛媛大学医学部附属病院 講師 医学博士
日本泌尿器科学会 専門医・指導医・評議員
日本透析医学会 専門医・指導医
井出 健弘
(いで たけひろ)
医員 国立病院機構 四国がんセンター
柳原 豊
(やなぎはら ゆたか)
非常勤医師 愛媛大学医学部附属病院 特任講師 医学博士
泌尿器科がん治療が専門

主な医療機器

  • 体外衝撃波結石破砕装置(シーメンス社 Lithostar Multiline)
  • ホルミウムヤグレザー発生装置(ルミナス・ボストンサイエンティフィック社)
  • 前立腺高温度治療装置(ダイレックス社)
  • 泌尿器内視鏡(ほぼすべての用途の診断用、治療用各種)(オリンパス社、ストルツ社、ウルフ社ほか)
  • 内視鏡用CCDカメラビデオモニター 2台(オリンパス社、ソニー社)
  • 超音波診断装置(アロカ社)
  • ウロダイナミック測定装置(ダンテック社)
  • 血液透析装置 24台、血液濾過装置 1台、腹膜透析用各種機器
結石破砕装置
結石破砕装置

透析室紹介

 何らかの原因で腎臓の働きが悪くなった人に対しては、血液浄化療法・腎移植法と大別して二つの腎機能代行療法があります。 血液浄化療法には、血液透析と腹膜透析の二つがあり、誰かの腎臓を移植してもらわない限り、多くの場合は終生このどちらかの治療法を継続する必要があります。

 血液透析とは、腕の血管に太めの針を刺して血液を体の外に出し、ダイアライザー(人工腎臓)を使って血液中の毒素や塩分・カリウム・水分を取り除き、きれいになった血液を体に戻す方法です。 通常、透析室で1回4~5時間、週3回おこないます。

 腹膜透析とは、お腹にチューブを埋め込み、透析液を腹腔内に貯留して腹腔内で溶質と水分の除去を行い、一定時間経過後(6~8時間後)に排液を行う方法です。 通常、この操作を自宅で毎日4回行います。機械を使って、夜間睡眠中のみで行う方法もあります。

 当院では、この両者の利点を生かして、週1回の病院での血液透析と週5日の在宅での腹膜透析を併用した治療法にも取り組んでいます。

 透析室には24台の血液透析装置があり、医師2名(泌尿器科兼務)・看護師6名・臨床工学技士3名・補助者1名が勤務し、H27年には、血液透析のべ76名・腹膜透析3名(併用1名)の治療を行っています。